BOROの輝きができるまで

100%天然素材で作りました!

 

BOROの輝きのふるさと「天城ホースビレッジ」では7頭のお馬さんが大自然の中ゆったり暮らしています。動物性飼料や抗生物質に頼らず、牧草とミネラル分を補う海藻を中心とした食生活を送っています。

お馬さんのごはん

アルファアルファ

ペルシア語で「最良の草」と言われる名前の牧草。栄養価が高くビタミン剤の原材料にもなる生物です。柔らかい葉っぱで甘みがあり、サラダとして人間が食べる機会も広がっています。

イタリアンライグラス

別名ネズミムギ。国内で良く見るありふれた雑草の一つです。その中でも馬が食べても安全な種類のみ厳選。お馬さんの健康状態にも直結するため、安心できる飼料のみ与えています。

ふすま(麦のぬか)

麦のまわりの皮を粉にしたのが「ふすま」です。玄米の栄養素が高いのと同様に「ふすま」も栄養はバッチリ。植物繊維が非常に多くビタミン・ポリフェノールも豊富。お馬さんの腸内環境改善に役立っており、馬ふんの品質にも影響を与えます。

海 藻

ベジタリアンな食生活を送るお馬さん、どうしてもミネラル分が不足しがち。海にもほど近い天城ホースビレッジでは このミネラル不足を補うために粉末にした海藻を与えています。

 

よく食べたらよく出ます。 抗生物質に頼らない健康的な生活は衛生管理が大事。 馬房(ばぼう/馬のお部屋)は定期的にスタッフが見回り馬ふんを回収しています。

 

産みたての馬ふんはニオイがあるほか、そのまま畑にまくと土壌の病原菌の増加にもつながります。 そこで「おがくず」と馬ふんを混ぜ合わせ、微生物の力を借りて分解(発酵)します。 この「おがくず」はもともと馬房で馬のベッドとして利用されていた敷料(しきりょう)です。 敷料向けのおがくずはとても細かく保水力が高いのが特徴。堆肥になってもゆっくり土に馴染んでいく為、大地と相性の良い素材です。 天城ホースビレッジでは国産ヒノキ・スギの製材くず(おがくず)を利用しています。

 

おがくず等の有機物と混ぜ合わせる堆肥は昔から「ぼかし肥料」として農家でも作られる伝統的で安全な肥料です。 私たちは更に専用機器により深部まで酸素を送り込み(これを「エアレーション」と言います)微生物の動きを活性化。発酵を促進させニオイが気にならないレベルまで分解させます。

 

発酵は外気に触れている部分と埋もれている部分で進行具合が異なります。 特に外気温が低い季節だと微生物の動きも弱くなるため、差が出る傾向があります。 そこで定期的に馬ふんの山を切り崩し、表裏反転させ発酵具合を均一にならしています。 季節にもよりますが「発酵」「エアレーション」「切り返し」を繰り返す期間は3ヶ月ほど。 手間暇と伊豆天城の自然の力により、完熟の馬ふん堆肥は完成します。

 

 

 

「伊豆の乗馬クラブ 天城ホースビレッジ」がある河津町は、古くは川端康成「伊豆の踊子」の舞台となり、近年は河津桜で知名度が上がった町ですが、他にも「河津バガテル公園」「伊豆ばら園」などバラをはじめ四季折々の花が楽しめる町です。実は馬ふんの堆肥は土づくりに最適と知り、乗馬クラブが乗馬以外にできることを見つけてワクワクしています。今では「BOROの輝き」が小さな町の特産品に育ってほしいと願っています。

 

 

 

「ボロ」とは?

ボロとは馬のふんのことです。馬関係者はこの固有名詞をよく使います。 例:「ボロが出た」「ボロ取り」「ボロ拾い」「ボロが落ちている」 語源は分かりませんが馬のふんはお団子のような形で、排泄時に馬のお尻からボロりと出るのでボロというのかもしれません・・・