「BOROの輝き」が誕生するまで

誕生までの流れ

伊豆の乗馬クラブ、天城ホースビレッジは乗馬クラブなので常時7〜8頭の馬(主にサラブレッド)を飼っています。普段は、乗馬のレッスンが主な収入源でした。毎日のように出る馬の糞をただ捨てるだけではなく、堆肥の原料として利用できれば環境にも良いと思っていましたが実行に移す機会はありませんでした。
コロナ過で休業要請を受けている時に、目にした事業再構築補助金が実行に移す良いきっかけとなりました。

普段からお世話になっている河津町商工会の杉井君に相談したところ、「良いアイデアですね。」と協力を約束してくれました。
彼は、敏腕の経営指導員で今までにいくつもの補助金申請をサポートしてくれていました。

早速、中小企業診断士の大滝さんをつれてきてくださり、申請の準備に取り掛かってくれました。
この時の事業再構築補助金は2回目の公募でしたので、町内では採択の前例が無く大変な作業だったと思います。
この、補助金が大きな原動力となり、堆肥舎の建屋を新築したりフォークリフトなどの機械を導入することが出来ました。

同時に、河津町内の「伊豆バラ園」後藤さんに協力を仰ぎ試作品の堆肥でバラの栽培をして頂き効果を実証して頂きました。
専門家のお墨付きをもらえたことは大きな力になりました。

「BOROの輝き」誕生を支えてくれたお二人よりコメントを頂きました!

河津町商工会 経営指導員 杉井 俊介様より

“ボロの輝き”の商品化おめでとうございます!
鈴木代表から本事業の相談を受け、商品化に至るまで大滝先生と協力をして支援をさせて頂きました。“BOROの輝き”は、まさに循環型社会の形成を目指した堆肥として、多くの方に利用して頂きたいと思います。
乗馬施設の運営や堆肥販売に限らず、天城ホースビレッジ様が更に発展していくことを願い、商工会の経営指導員として伴走型の支援を引き続き行って参ります。

オオタキ経営 大滝綾乃様より

天城ホースビレッジ様のお馬さんは牧草や海藻などを食べて育っており、堆肥も土に優しい成分でできているため匂いの少ない堆肥です。また、商工会様と連携し、設備投資等の支援をさせていただき、完熟した堆肥を製造できる環境を整えられて更に匂いの少ない堆肥となりました。家庭菜園やガーデニングなどにも最適ですね。今後も馬を中心とした事業で、更に発展されることを願っております。

「BOROの輝き」誕生にあたりお世話になった方

堆肥舎のエアレーション設備と電気設備全般

電気設備の遠藤電気商会さん
中小企業診断士の大滝さんのアドバイスで、堆肥の効率的な好気性発酵を実現するためにエアレーションの設備堆肥舎床面に導入しようということになったのですが、
専門業者に発注する予算が無く、いつもお世話になっている地元の電気設備業者(遠藤さん)に一緒に考えてもらい低コストで導入することが出来てとても感謝しています。

堆肥舎建屋工事

(株)東海建設 土屋さん 平川工務店 平川さん
色々とわがままを申し上げましたが、快く対応してくださり満足のいく立派な堆肥舎(馬のボロを入れるのがもったいないくらい)が完成しました。

キャラクターデザイン原案

鈴木由紀子(家内)
乗馬クラブが製造から販売まで一貫して着手する製品ですから堆肥のパッケージもオンリーワンにしたいと考えていました。
実はそのころ妻の由紀子さんが応募した、町内3小学校統合後の新小学校(河津小学校)の校章デザインが見事採用されたこともあって、妻に堆肥キャラクターの原案を依頼しました。
使用済みコピーの裏紙に書かれたラフなスケッチでしたが、柔らかくてほっこりしたキャラクターが印象的ですぐに採用を決めました。

キャラクターデザイン・パッケージデザイン

馬に強いウェブアートデザイナー UMAGLOVEの阪本チヒロさん
自宅でポニーを飼育している方で、天城ホースビレッジ(乗馬クラブ)のパンフレットや他にもホースグッズのデザインを得意とするプロのデザイナーさんですが、
妻の原案を快くデジタル化していただき、さらにパッケージのデザインも完成させて頂きました。

袋詰め用の道具作成

大工の平川満雄さん
袋詰めに使う道具ですがオーダーメイドの道具を作って頂きありがとうございます。

大切に使わせて頂きます。