南伊豆町のわたなべさんは、20年以上馬ふん堆肥を使っています
わたなべ農場に訪問取材しました
天城ホースビレッジでは、日々排出される馬たちの排泄物と使用済みの敷料(おがくず)を長年、南伊豆町のわたなべさんに引き取ってもらっています。
そして「BOROの輝き」を製造販売するようになった今も、商品化しきれない物の受け皿になっていただいています。
わたなべさんは20年以上前から馬ふん堆肥を使っていますので、使い方やその効果を良くご存知です。
バラ専用の堆肥を商品化したところ、「畑や農作物にも使えるの?」と言うご質問をいただく事が多かったので、畑用の商品も販売するために、わたなべさんの経験を参考にさせていただこうと取材協力していただきました。
明日葉 (アシタバ)
この時期の主力作物は近所の旅館やホテルで需要のある、明日葉だそうです。爽やかな香りが特徴ですが馬ふん堆肥を使用することで他の生産者よりも香り高い物が出来るそうです。
生育の勢いが良いのも特徴で、明日葉に限らず葉物野菜と馬ふんは相性が良いとおっしゃっていました。
いただいて来た明日葉を、天ぷらやおひたしでいただくと香りとほろ苦さの後に甘みを強く感じました。
そら豆
5月収穫のそら豆です。こちらも元気よく育っています。
高く伸びるさやえんどう豆
葉物に強いと言うことでしたが、こちらのさやえんどうも生育が良く、この時期他の生産者が作る物は腰くらいまでの高さなのだそうですが、こちらはわたなべさんの胸まで達しています。これも馬ふん堆肥の効果だと言うことでした。
畑の中は、土がフカフカに
畑の中に足を踏み入れるとまず最初に感じることは土がフカフカとして、中に空間を感じることです。踏みつけた跡が2〜3センチ沈むので足跡がはっきりと残ります。
これは土の中におがくずを多く含むせいで、微生物が活動しやすい環境になるためだそうです。
土が柔らかくなることと、微生物がおがくずや馬ふんを分解するため土が肥えるそうです。
保温効果で冬場の養生
葉を刈り取ってこのようにしておくと永く保存が効くそうです。
手で掘り起こすと中から立派な里芋が出て来ました。
セレベス
芽が赤いことから「赤芽イモ」とも呼ばれる。
イモは大きめでぬめりが少なく、ホクホクとした食感でした。
しっとり柔らかくて甘いお芋でした。